「きれいな色の落ち葉を探してるねん」と落ち葉を見せてくれた子どもがいました。先生が「うわぁ、きれいだね」と答えると、「これに顔をかくねん」と言います。
「わかった。じゃあ、ペンを出してあげるね」とペンを出すと、ご機嫌で目や口をかき、今度は「これ、紙に貼りたい」と言います。画用紙とテープを出すと、画用紙の周りを移動しながら、テープで落ち葉の顔を丁寧に貼り付けています。
できあがると、とても満足そうに、いろいろな人に見せて回り、大切に持ち帰りました。
自分でしたいと思ったことは、最後まで楽しくやり遂げられます。それが実現したときの喜びはとても大きく、周りの人に受け止められると、さらに喜びが増します。
子どもの思いが実現できるよう、教師は常にアンテナを張り、そっと支えてあげたいなと思います。