保育参加で、子どもたちはおうちの人と一緒にかいたりつくったりすることを楽しんでいました。そら組の子どもたちは、素材を組み合わせて自分がつくりたいものをおうちの人に伝えたり、一緒に考えたりしながらつくっていました。電車が大好きなもも組の子どもたちは、自分の電車の飾り付けをおうちの人と一緒にして、一人一人の素敵な電車ができていました。保護者の皆様が子どもたちの思いを受け止め、支えてくださったことが、子どもたちの一緒につくることができた嬉しさにつながったように思います。
　その後には、おうちの人たちと一緒に体操をしたり、ふれあい遊びをしたりして、体をいっぱい動かして遊びました。子どもたちも、おうちの人も楽しそうな表情を見ることができ、嬉しく思っています。園の行事を通して、子どもたちだけでなく、おうちの人同士のつながりを今後も大切にしていきたいと思っています。

　お庭のジャガイモ掘りをした後には、そら組の子どもたちとジャガイモの大きさ比べをしました。子どもたちとどうやって大きさ比べをするかを相談すると、「大きいおいも、中ぐらいのおいも、小さいおいもに分ける！」ということになりました。「これはどの大きさかな？」と友達と相談したり、「大きいおいもでも小さいおいもでもないのは、中ぐらいのおいもだよ」などと大きさ比べの中で感じたことを伝えたりしていました。大きさ比べの後は、「おいもいっぱいやな」や「何個あるかな」と数への興味をもったので、子どもたちと数えました。大きいおいもは１７個、中ぐらいのおもいは１２９個、小さいおいもは１０４個でした。数えた後には、「めっちゃある！」と子どもたちは、保育室に並べたジャガイモを見て言っていました。子どもたちの思いを受け止めながら、大きさ比べや数を数えることなどを通して、数量や形などの興味関心をもてるようにしていきたいと思います。

　そら組の子どもたちが、もも組の時に植えたジャガイモを収穫しました。ジャガイモが大きくなっていることや、花が咲いたことなどに気付き「いつ収穫できるかな？」と収穫する日を楽しみにしていました。
　収穫したジャガイモを見て子どもたちは、「おいしそうなジャガイモ」や「見て！面白い形！」などとジャガイモの形や大きさの違いにも気付いていました。葉っぱの部分を抜いた後は、ジャガイモだけでなく、ダンゴムシや幼虫も土の中に隠れていて、見つける度に驚いたり、喜んだりしていました。収穫した嬉しさを受け止めながら、自然の生長への関心や食育にもつながってほしいです。

　親子園外保育で長居植物園に行きました。おうちの人と一緒に体を動かして遊んだり、植物園でオリエンテーリングをしたりしました。お弁当を食べた後は、子どもたちと先生だけで、植物園の探検に出かけました。アジサイ園で様々な色や形のアジサイを見たり、川にある飛び石を渡ったりしました。探検に出かけた子どもたちは、松ぼっくりやメタセコイアなどの木の実をおうちの人へのお土産に持ち帰り、嬉しそうに見せていました。園にはない自然に触れ、他の親子とも顔や名前を知り、ふれあいを楽しみました。

　そら組の子どもたちは、六反幼稚園で絵本作家のさいとうしのぶさんの絵本ワークショップに参加しました。さいとうしのぶさんに絵本を読んでもらったり、絵本『あっちゃんあがつく』を見た後、今度は自分の名前で絵本づくりをしたりしました。世界に１つだけの自分だけの絵本ができあがりました。子どもたちは、絵本をつくることができたことを嬉しく思い、園に戻ってからも、自分がつくった絵本を見たり、友達の絵本を読んだりしていました。実際に絵本を読んでもらったことも、とても嬉しかったようで、さいとうしのぶさんの絵本を嬉しそうに保育室で読んでいる様子もありました。より絵本への親しみの気持ちにつながってほしいと思っています。

　そら組の子どもたちが、長吉小学校の図書室を訪問しました。図書室に入った子どもたちは、たくさんの本があることに驚き、嬉しそうな表情をしていました。幼稚園にはない本を見たり、自分が知りたいことが載っている本を見たりしていました。帰りには、修了した１年生の友達に会うこともでき、久しぶりの再会を嬉しく思っていました。小学校の図書室を訪問し、実際に図書室で過ごしたり、小学生の様子を見たりしながら、小学校への親しみの気持ちをもてるように支えていきたいと思います。