学校日記

どうやって数えようか?(タマネギ編)

公開日
2025/06/05
更新日
2025/06/05

できごと

先日、収穫したジャガイモを数えようとした5歳児。一斉に数を数えようとしてうまくいかず、担任が用意した枠に10ずつ並べて、数えることができました。
今回は、タマネギを収穫しました。タマネギは、葉が倒れた頃が収穫の時期です。
タマネギを引き抜くと、自分たちの手もタマネギの香りに。

さて、たらいに集めたタマネギをどのように数えるのか?
この前のジャガイモよりは、少ない量だったので、子どもたちは、一斉に数えようとしたのですが…。
やはり、ジャガイモのときと同じように、数が分からなくなる。
そんな中、誰かが「ちょっと待って!」と声をあげました。

「タマネギを置いて後ろに下がってー」
「このままじゃ、また何個か分からなくなるよ」
「どうやって数えようか」輪になって、アイデアを出し合っています。

「一人ずつ行く」
「一人ずつ?」
「そうそう、並んで!」
「???」
並んでと言われて、その意図に共感する子も、なんのことが分からない子どもも、とにかく一列に並び始めました。
そして、先頭から一人ずつたまねぎを手に取り、「いーち」「にー」「さーん」と数え始めました。
1つ取ったら数を数えて列の後ろに回る。それを繰り返すのです。
小さな声で数える子どももいるので、自分の前の人がなんと言っているのかを聞き逃すまいとみんな真剣です。

20まではスムーズに進んだものの、30を過ぎたあたりでよく分からなくなってきたようです。それでも、なんとか最後までこの方法で数えることができました。
全部で48個

こんな数え方を考えるなんて、先生たちは思ってもみませんでした。
子どもならではの、柔軟な考え方にとても感心しました。